韓国のフィットネス事情を取材した後、続けてタイのバンコクに滞在する機会があったので、今回も現地のコンビニとジムを実際にのぞいてきました。タイは韓国と違い、コンビニといえばほぼセブンイレブン一強という環境でしたが、その分プロテインドリンクの中身をじっくり見てくることができました。

この記事では、バンコクのセブンイレブンで購入した2本のプロテインドリンクの実飲レビューと、アソークのエニタイムフィットネス、そして宿泊したヒルトン スクンビット バンコクの併設ジムを利用してみた感想をレポートします。

タイのセブンイレブンで見つけたプロテインドリンク

タイのセブンイレブンの店舗外観
タイのセブンイレブンのプロテインドリンク売り場の棚

韓国では3つのコンビニチェーンを回りましたが、タイはセブンイレブンの店舗数が圧倒的で、他のコンビニチェーンをほとんど見かけませんでした。その分、セブンイレブン1店舗のプロテインドリンクの棚をじっくり見てみると、日本ではあまり見ない商品が並んでいました。

タイ語表記が読めないため、商品名やパッケージの詳細は分かる範囲での紹介になります。パッケージに大きく記載されている英数字(タンパク質量など)を頼りに読み解いています。

明治のホエイプロテイン|チョコレート味

1本目は、日本の明治が手がけるホエイプロテインのチョコレート味です。350mlのペットボトルタイプで、パッケージに大きく「30g」と表示されており、これがタンパク質含有量だと分かります。「ZERO SUGAR」の表記もあり、糖類ゼロの商品でした。価格はセールで45バーツ(約225円)でした。

明治のホエイプロテイン チョコレート味のパッケージ

飲んでみると、液体に結構重みがあり、350mlを飲み干すとお腹にしっかり溜まるタイプでした。糖類ゼロで甘さは控えめですが、だからこそ甘ったるくなく飲みやすいバランスです。1本あたりの満足感は高く、日本でこの価格でタンパク質30gのプロテインドリンクを買うのは難しいことを考えると、かなりお得だと感じました。

謎メーカーのDUOプロテイン|北海道ミルク味

2本目は、メーカー名がはっきり分からない商品です。「DUO PROTEIN」と記載があり、カゼインとホエイを組み合わせたダブルプロテインとのこと。パッケージ下部に「HOKKAIDO MILK」とあり、ミルク味であることが分かります。タンパク質量は大きく「40g」と表示されており、こちらも「0% SUGAR ADDED」で糖類無添加でした。価格はセールで52バーツ(約260円)です。

DUOプロテイン 北海道ミルク味のパッケージ

ちなみにパッケージ左下には日本語で「海道ミルク」と書かれていました。「北海道」の「北」が抜けてしまっているのはご愛嬌ですが、日本語表記まで用意しているあたり、日本製品への意識の高さが伺えます。

飲んでみると、飲むヨーグルトくらいのトロトロとした食感でした。糖類ゼロで甘さはだいぶ控えめで、素材本来の甘みでなんとか甘さを感じる程度です。鼻から抜ける香りは牛乳そのもので、牛乳の粘度を高めて甘さを少し抑えたような味わいでした。牛乳が嫌いでなければ万人受けしそうな、毎日でも飲み続けられる味だと思います。この価格でタンパク質40gという内容を考えると、日本のコンビニにもぜひ置いてほしい商品でした。

セブンイレブンを見て感じたこと

タイのセブンイレブンで見つけた2本は、どちらも糖類ゼロ・タンパク質30g以上という、韓国で飲んだ商品と比べても高タンパク寄りの傾向がありました。1本のプロテインドリンクでこれだけの量が摂れて、価格も200円台前半というのは、日本の相場感からするとかなり手頃です。

また、明治の商品のように日本メーカーがタイ向けに展開している商品があったり、メーカー不明の商品が日本語パッケージを意識して作られていたりと、日本の市場を意識した商品づくりがされている点も興味深く感じました。日本のコンビニでもプロテイン系の商品は増えてきていますが、タンパク質量・価格のバランスで見ると、タイの商品にはまだ学べる部分がありそうです。

タイのジム事情|エニタイムフィットネスとホテルジムに行ってみた

アソークのエニタイムフィットネス

アソークのエニタイムフィットネスの入口

韓国の江南区に続き、今回はアソーク交差点のExchange Tower 4階にあるエニタイムフィットネスに行ってきました。入口では、日本で普段使っている会員キーをそのままタッチして入館でき、世界共通の会員システムをあらためて実感しました。

アソークのエニタイムフィットネスの館内、フリーウェイトコーナー

店内は面積がとても広く、フリーウェイトコーナーもかなり充実していました。日曜日の昼頃に訪れたところ、タイ人やアジア系の利用者よりも欧米系の利用者が多く、年齢層も全体的に若めという印象でした。

アソークのエニタイムフィットネスの館内、マシンエリア

広さもマシンの種類も申し分ないのですが、フリーウェイトのプレートやダンベルを各自があちこちに持ち運んでトレーニングしているため、店内のレイアウトに慣れていない初心者にとっては、少しやりづらさを感じる場面もあるかもしれません。アソーク周辺に滞在してトレーニングを継続したい人には、24時間営業という点も含めておすすめできる環境です。

ホテル併設のジムを利用してみて(ヒルトン スクンビット バンコク)

ヒルトン スクンビット バンコクのトレーニングルーム

今回2泊したヒルトン スクンビット バンコクには、最上階にトレーニングルームが併設されていました。ガラス張りで、ルーフトッププールと同じフロアにあるロケーションです。面積は決して広くありませんが、ランニングマシンなどの有酸素マシンが数台設置されています。

ヒルトン スクンビット バンコクのトレーニングルームのマシンエリア

筋トレマシンの台数自体は少なめですが、必要なポイントを押さえた構成になっており、ダンベルも最大24kgまで用意されていました。スミスマシンやパワーラックはありませんが、ケーブルマシンは設置されています。ガッツリ筋肉を大きくしたい人には物足りない設備かもしれませんが、旅行中に筋力を維持する目的であれば十分に対応できるレベルだと感じました。

海外のフィットネス事情を旅行中の選択肢として

旅行中のたんぱく質補給は、粉末プロテインを持っていく方法だけでなく、現地のコンビニで調達するという選択肢が十分に成立することを、韓国に続いてタイでも実感しました。プロテインを持ち込む方法を事前に調べておくのも大切ですが、身軽さを優先するなら現地調達、あるいはプロテインバーのような携帯性の高い商品を活用するのも賢い選択です。

ジムについても、エニタイムフィットネスのような世界共通の会員システムがあれば、海外でもいつもの環境でトレーニングを継続できます。ホテルにジムが併設されていれば、移動なしで軽めのトレーニングを済ませられるのも便利です。目的や滞在エリアに応じて、外部のジムとホテルジムを使い分けるのが現実的な選択だと感じました。

まとめ

タイのセブンイレブンは、韓国のように複数チェーンを比較する形にはなりませんでしたが、1店舗の中でも糖類ゼロ・高タンパクなプロテインドリンクがしっかり選べる環境でした。日本メーカーの商品や、日本語パッケージを意識した商品まであり、タイの市場が想像以上にプロテイン系飲料に力を入れていることが分かりました。

ジムについては、本格的なエニタイムフィットネスと、コンパクトながら実用的なホテルジムという2つの選択肢を実際に比較できたのも収穫でした。海外に行く機会があれば、コンビニのプロテイン売り場とホテルのジム設備、両方をチェックしてみると新しい発見があるかもしれません。