「筋トレを始めたいけど、怪我が怖くて踏み出せない」「トレーニング中に痛みを感じることがある」そんな悩みを抱えていませんか?

筋トレは正しい知識と適切な予防策があれば、初心者でも安全に続けることができます。

実際に私自身も、パーソナルトレーニングを始めた当初は筋肉痛がひどく、階段の上り下りも大変でした。しかし、トレーナーから正しいフォームや怪我を防ぐためのポイントを学ぶことで、5ヶ月間怪我なくトレーニングを継続できています。

この記事では、筋トレで起こりやすい怪我の種類と原因、そして効果的な7つの予防法を詳しく解説します。さらに、万が一怪我をしてしまったときの正しい対処法や、トレーニング再開の方法まで網羅的にお伝えします。これから筋トレを始める方も、すでにトレーニング中の方も、ぜひ参考にしてください。

筋トレで起こりやすい5つの怪我と症状

筋トレで起こりやすい怪我のイメージ

筋トレは正しく行えば安全ですが、フォームや負荷設定を誤ると思わぬ怪我につながることがあります。まずは筋トレで起こりやすい代表的な怪我とその症状を理解しておきましょう。

肉離れ(筋断裂)

肉離れは、筋肉が急激に引き伸ばされた際に筋繊維が部分的に断裂する怪我です。初心者にも起こりやすく、特に太ももやふくらはぎに発生しやすい傾向があります。

主な原因は、ウォーミングアップ不足や無理な負荷をかけることです。突然の鋭い痛みから始まり、腫れや内出血が生じることもあります。高重量を扱うトレーニングだけでなく、動作の切り返しを勢いよく行う場合にも発生リスクが高まります。

オーバーユース(使いすぎ症候群)

オーバーユースは、同じ部位に過度な負担をかけ続けることで起こる慢性的な痛みが特徴です。肘・肩・膝などに多く見られ、特にフォームが悪かったり、休息を取らずに無理を重ねたりすることで発症しやすくなります。

急性の怪我とは異なり、じわじわと痛みが強くなっていくのが特徴です。放置すると痛みが長引き、日常生活にまで支障をきたすこともあるため、早めの対処が重要です。

腱鞘炎

腱鞘炎は、手首に過剰な負荷がかかることで腱と腱鞘の摩擦により炎症が起こる怪我です。ダンベルやバーベルの扱いにまだ慣れていない初心者に起こりやすい傾向があります。

特にベンチプレスで手首が反った状態でバーベルを握ったり、リストカールなどで手首に負担がかかりやすい種目では注意が必要です。手首を動かすたびにピリッとした痛みが走るのが特徴的な症状です。

捻挫

捻挫は関節にある靭帯や腱といった軟部組織のケガを指します。足首だけでなく、肩・肘・手首・腰・膝など、関節がある部分はどこでも起こる可能性があります。

高重量を扱った動作中にフォームが崩れた場合や、デッドリフトで腰を捻る、ベンチプレスで深い位置から持ち上げようとして肩を傷めるなど、急な負荷がかかった状態で関節を捻った時に多く発生します。

靭帯損傷

靭帯損傷は、関節を支える靭帯が部分的または完全に断裂してしまう怪我です。トレーニング中の無理な動作やバランスの崩れによって発生し、特に重いウエイトを扱う場面では注意が必要です。

発症しやすい部位としては、膝・足首・肩など可動域の大きい関節が挙げられます。急に痛みが走ったり腫れが出たりするほか、関節にぐらつきを感じることがあります。重症化すると日常の動作にも支障をきたします。

怪我の多くは「フォームの乱れ」「ウォーミングアップ不足」「過度な負荷」が原因です。正しい知識を身につけることで、これらの怪我は予防できます。

怪我が起こりやすい筋トレ種目と注意点【BIG3】

筋トレBIG3のイメージ画像

筋トレBIG3と呼ばれる「スクワット」「ベンチプレス」「デッドリフト」は、効果が高い反面、フォームの難易度も高く怪我が起こりやすい種目です。それぞれの注意点を詳しく解説します。

スクワットで起こりやすい怪我

スクワットは下半身を鍛える代表的な種目ですが、膝や腰を痛めやすい種目でもあります。特に初心者は重心や姿勢の崩れに注意が必要です。

膝がつま先より大きく前に出たり、つま先と膝の向きがずれていると膝関節に大きな負担がかかります。また、背中が丸まると腰椎を痛めるリスクが高くなります。

スクワットの怪我予防ポイント:
・膝とつま先を同じ方向に向ける
・「お尻を後ろに引く」意識を持つ
・背中が丸まらないよう胸を張る
・かかとに重心を置く

ベンチプレスで起こりやすい怪我

ベンチプレスは胸や腕の筋肉を効果的に鍛えられますが、肩や手首、胸部の怪我が起こりやすい種目です。重量設定やグリップ位置に注意が必要です。

バーを下ろす位置が上すぎると肩を痛める原因になり、手首が反りすぎると腱や関節に負担がかかります。また、肩甲骨を内側に寄せずに行うと肩関節が不安定になり、脱臼や靭帯損傷のリスクが高まります。

ベンチプレスの怪我予防ポイント:
・肩甲骨を「下に」寄せて固定する
・胸を張った状態をキープする
・バーを下ろす位置はバストトップ
・手首が反りすぎないよう注意する

デッドリフトで起こりやすい怪我

デッドリフトは全身を使う高強度な種目で、フォームが少しでも崩れると腰を中心に大きなダメージを与えるリスクがあります。

最も多い怪我の原因は、背中が丸まったまま引き上げることです。これにより腰椎に過度な負荷がかかり、腰痛やヘルニアの原因になります。また、バーを体から離して持ち上げると重心がズレて体に余計な負担がかかります。

デッドリフトの怪我予防ポイント:
・背筋をまっすぐに保ったまま引く
・胸を張り、目線は正面〜やや上
・バーは体の近くを通るようにする
・力任せに引かず、丁寧な動作を心がける

筋トレの怪我を防ぐ7つの予防法

筋トレの怪我予防のイメージ

筋トレの怪我は、正しい知識と習慣があれば予防できます。ここでは、日々のトレーニングを安全に行うために実践したい7つの予防法を解説します。

1. 正しいフォームを身につける

正しいフォームは筋トレにおける最重要要素です。フォームが崩れると効果が半減するだけでなく、怪我のリスクも大幅に高まります。

「正しいフォームを覚えてから負荷を上げる」ことが、安全に鍛えるための基本です。初心者は鏡を使って常に姿勢を確認したり、動画を撮影してフォームをチェックすることをおすすめします。自己流を続けるとクセがつきやすいため、早い段階で正しい型を習得するのが理想です。

2. ウォーミングアップを徹底する

トレーニング前のウォーミングアップは、怪我予防の基本中の基本です。筋肉を十分に温めてから負荷をかけることで、肉離れや捻挫のリスクを大幅に軽減できます。

効果的なウォーミングアップとしては、軽いジョギングやバイクなどの有酸素運動を5〜10分行い、その後に動的ストレッチ(腕回し、レッグスイング、腿上げなど)で筋肉と関節を動かします。また、本番の種目を軽い負荷で数セット行うことも有効です。

3. クールダウンで筋肉をケアする

トレーニング後のクールダウンは、ウォーミングアップと同じくらい重要です。きついトレーニングの後は筋肉が硬くなってしまい、そのまま放置すると肉離れや筋肉痛の原因になります。

クールダウンでは、軽いジョギングなどで徐々に心拍数を落とし、その後に静的ストレッチで各筋肉を20〜30秒かけてゆっくり伸ばしましょう。鍛えた部位を中心にストレッチすることで、筋肉の緊張が緩和され、回復が促進されます。

4. 適切な重量と回数を設定する

適切な重量と回数の設定は、怪我を防ぎながら筋力を向上させるために重要です。フォームを崩さずにトレーニングできる、自分に合った重量を見つけましょう。

初心者の場合、まずは正しいフォームの習得が最優先です。フォームが安定するまでは8〜12回できる程度の軽めの重量で練習し、徐々に負荷を上げていくのが安全です。「前回より+1〜2回多くこなす」といった回数の増加から始めるのもおすすめです。

重量を上げるタイミングの目安:
・現在の重量で12回×3セットが余裕でできるようになったら
・フォームが崩れない範囲で5〜10%ずつ増やす
・焦りは禁物!段階的にステップアップしましょう

5. 十分な休息と睡眠を確保する

筋肉はトレーニング中ではなく、休息中に回復・成長します。適切に休養を取らないと疲労が蓄積し、パフォーマンスが低下するだけでなく怪我のリスクも高まります。

同じ部位を鍛えるのは中2〜3日ほど空けるのが理想的です。また、睡眠中は成長ホルモンが分泌され、筋肉の修復が行われます。1日7〜8時間の質の高い睡眠を確保することで、回復力が高まり、次のトレーニングに万全の状態で臨めます。

6. 栄養バランスの良い食事を摂る

食事は筋肉の回復や強化だけでなく、怪我予防にも密接に関わっています。栄養が不足すると、関節や腱、筋肉の修復が追いつかなくなり、怪我のリスクが高まります。

特に重要なのがタンパク質です。筋肉を増やす目的の場合、体重×1.5〜2.0gのタンパク質を毎日摂取することが推奨されています。例えば体重70kgの人なら、1日105〜140gのタンパク質が必要です。

食事だけで十分なタンパク質を摂るのが難しい場合は、プロテインを活用するのが効率的です。トレーニング後30分以内にタンパク質を補給することで、筋肉の回復がスムーズになります。

怪我予防に重要な栄養素:
・タンパク質:筋肉の修復・強化
・カルシウム・ビタミンD:骨や関節を強く保つ
・ビタミンB群:筋肉の代謝をサポート
・オメガ3脂肪酸:炎症を抑える効果

初心者におすすめなのは、コスパが良く品質も高い国産プロテインです。グロングのホエイプロテインは、タンパク質含有量が高く、味の種類も豊富で続けやすいと評判です。

7. サポートギアを活用する

サポートギアは必須ではありませんが、適切に活用することで怪我のリスクを大幅に軽減できます。特に高重量を扱う場合や、関節に不安がある場合は積極的に取り入れましょう。

リストラップは、ベンチプレスやオーバーヘッドプレスなど、手首に負担がかかる種目で活躍します。手首を固定することで、手首の反りを防ぎ、腱鞘炎の予防に効果的です。

パワーグリップは、デッドリフトやローイング系種目でグリップ力をサポートしてくれます。握力が先に疲労してしまう問題を解決し、ターゲットの筋肉に集中してトレーニングできます。

トレーニングベルトは、スクワットやデッドリフトなど、腰に負担がかかる種目で腹圧を高めて腰を保護します。初心者にはナイロン製の軽量タイプが扱いやすくおすすめです。

サポートギアは「怪我をしてから使う」のではなく「怪我を予防するために使う」ものです。特にBIG3を行う方は、早い段階から導入を検討しましょう。

筋トレ中に怪我をしたときの正しい対処法

怪我の応急処置RICE処置のイメージ

どれだけ注意していても、筋トレ中に怪我をしてしまうことはあります。大切なのは、怪我をしたときに慌てず適切に対処することです。ここでは、応急処置からトレーニング再開までの正しい対応方法を解説します。

まずはRICE処置で応急処置

急な痛みや腫れが起きたときには、まず「RICE処置(ライスしょち)」を行いましょう。初期対応の質が、その後の回復に大きく影響します。

RICEとは、Rest(安静)・Ice(冷却)・Compression(圧迫)・Elevation(挙上)の頭文字を取ったものです。患部を動かさず安静にし、氷や保冷剤で15〜20分冷やします。腫れや内出血を抑えるために軽く圧迫し、患部を心臓より高い位置に挙げて腫れを防ぎます。

RICE処置のポイント:
・R(Rest):無理に動かさず患部を休ませる
・I(Ice):氷や保冷剤で15〜20分冷やす(凍傷注意)
・C(Compression):包帯やテーピングで軽く圧迫
・E(Elevation):患部を心臓より高く挙げる

医療機関を受診すべきサイン

見た目は軽そうに見えても、放置すると悪化する可能性がある怪我もあります。以下のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

  • 運動後もしびれや痛みが数時間以上続く
  • 関節が動かしづらい、可動域が狭くなった
  • 腫れや内出血が広がる、皮膚の色が変わってきた
  • 同じ動作で繰り返し痛みが出る
  • 安静にしていても痛みが引かない

「大したことない」と自己判断せず、少しでも異常を感じたら専門家に相談することが重要です。整形外科や整骨院では、怪我の状況や避けるべき動作、トレーニング再開のタイミングなどを専門的にアドバイスしてもらえます。

怪我からの正しいトレーニング再開方法

怪我から回復したあとのトレーニング再開は、慎重に進める必要があります。焦って元の負荷に戻すと、再発リスクが高まります。

まずはストレッチや軽い有酸素運動から体を慣らし、怪我した部位以外の部位を鍛えながら体力を維持しましょう。元の負荷に戻す際は、5〜10%ずつ段階的に強度を上げていくことが大切です。

「完全に痛みが消えるまで無理をしない」ことが、再発防止の最大のポイントです。体の声をよく聞きながら、無理のない範囲で徐々に再スタートを切りましょう。

初心者が安全に筋トレを続けるためのポイント

パーソナルトレーニングで指導を受けるイメージ

筋トレを長く安全に続けるためには、初心者のうちに正しい基礎を身につけることが重要です。ここでは、初心者が意識すべきポイントを解説します。

最初はパーソナルトレーニングで正しいフォームを習得

一人でトレーニングをしていると、自分の癖に気づきにくく、知らず知らずのうちに間違ったフォームが定着してしまうことがあります。最初の数ヶ月だけでも、パーソナルトレーナーに正しいフォームを教わることをおすすめします。

専門家の指導を受けることで、怪我のリスクを最小限に抑えながら、効率的に筋力アップを目指せます。また、自分に合ったトレーニングメニューや重量設定のアドバイスも受けられるため、遠回りせずに目標に近づけます。

焦らず段階的に負荷を上げる

筋トレに少し慣れてくると、「もっと重いウエイトに挑戦したい」と感じることも増えてきます。しかし、段階を踏まずに負荷を上げてしまうのは怪我の大きな原因です。

初心者にとっては、「重さを上げること」よりも「正しく動かすこと」が最優先です。フォームが崩れるほどの重量設定は避け、余裕を持ってこなせる重量で練習を重ねましょう。

体の声に耳を傾ける

トレーニング中や翌日に違和感や痛みを感じたら、無理せず休むことが大切です。「筋肉痛」と「怪我の痛み」は異なります。筋肉痛は鈍い痛みで数日で回復しますが、関節の痛みや鋭い痛みが続く場合は怪我の可能性があります。

疲労が蓄積しているときや睡眠不足のときは、無理にトレーニングせず休養を選ぶ勇気も必要です。「休むこともトレーニングの一部」と捉え、長期的な視点で継続していきましょう。

【実体験】パーソナルトレーニングで怪我を防げた理由

パーソナルトレーニングジムでトレーニングするイメージ

私自身、筋トレを始める前は「怪我が怖い」という不安がありました。実際、チョコザップで10ヶ月間一人でトレーニングを続けていた頃は、フォームが正しいのか分からず、腰や肩に違和感を感じることもありました。

しかし、2025年7月からパーソナルトレーニングを始めてからは、5ヶ月間怪我なくトレーニングを継続できています。その理由は大きく3つあります。

1つ目は、トレーナーが常にフォームをチェックしてくれること。自分では気づかない癖や姿勢の乱れを、その場で修正してもらえます。私の場合、ベンチプレスで肩が上がる癖があったのですが、トレーナーの指導で改善できました。

2つ目は、自分に合った重量設定をしてもらえること。開始時はベンチプレス40kg×12回だった重量が、正しいフォームで段階的に上げていった結果、現在は75kg×10回まで成長しました。無理な重量で怪我をすることなく、着実にレベルアップできています。

3つ目は、体調に合わせてメニューを調整してもらえること。疲労が溜まっているときや、特定の部位に違和感があるときは、別のメニューに変更してもらえます。これにより、無理をして怪我をするリスクを避けられています。

パーソナルトレーニングは費用がかかりますが、「怪我をして数ヶ月トレーニングできなくなる」リスクを考えると、初心者のうちに正しいフォームを習得する投資は十分に価値があると感じています。

怪我予防におすすめのアイテムまとめ

最後に、記事内で紹介した怪我予防に役立つアイテムをまとめて紹介します。いずれも初心者向けでコスパの良い商品を厳選しました。

リストラップ:手首の怪我予防に

ベンチプレスやオーバーヘッドプレスで手首を保護。king2ringのリストラップはAmazonベストセラー常連で、初心者に最適なコスパ最強アイテムです。

パワーグリップ:握力補助で背中トレーニングに集中

デッドリフトやローイング系種目で活躍。ALLOUTのパワーグリップは高評価レビュー多数で、初めてのパワーグリップにおすすめです。

トレーニングベルト:腰の怪我予防に必須

スクワットやデッドリフトで腰を保護。ハービンジャーのフォームコアベルトはナイロン製で軽量、初心者でも扱いやすい設計です。

プロテイン:筋肉の回復をサポート

トレーニング後の栄養補給に。グロングのホエイプロテインは国産でコスパ最強クラス、味も豊富で続けやすいと人気です。

まとめ

筋トレによる怪我は、正しい知識と予防策があれば防ぐことができます。この記事で紹介した7つの予防法を実践することで、安全にトレーニングを続けられます。

筋トレの怪我を防ぐ7つの予防法:
1. 正しいフォームを身につける
2. ウォーミングアップを徹底する
3. クールダウンで筋肉をケアする
4. 適切な重量と回数を設定する
5. 十分な休息と睡眠を確保する
6. 栄養バランスの良い食事を摂る
7. サポートギアを活用する

特に初心者の方は、「重さを上げること」よりも「正しく動かすこと」を優先してください。焦らず、自分のペースで段階的にステップアップしていくことが、長く安全に筋トレを続けるコツです。

もし怪我をしてしまっても、RICE処置で適切に対応し、必要に応じて医療機関を受診しましょう。そして、完全に回復してから段階的にトレーニングを再開することで、再発を防げます。

この記事が、あなたの安全で効果的な筋トレライフの参考になれば幸いです。怪我なく、楽しくトレーニングを続けていきましょう!